塾や予備校といえば、「対面で授業を受ける」がこれまでのイメージですよね。
近年は映像授業も定着していますが、スクーリングも未だ人気です。
親としても、子どもが教室に通えば、その間は勉強しているので、なんとなく安心感もありますよね。
しかし弊社は、基本的に全てオンラインでの受講。
これは、新型コロナウイルスの影響によるものではありません。
なぜオンラインなのか?
今回は、そこに至った経緯や理由をご紹介します。
これまで長く教育に携わっておりますが、CbyEDTECHのアドバイザーたちは皆、最初は対面授業の学習塾で講師からのスタート。
当時の進学塾の主流である集団授業、頭にはハチマキ。
クラスや座席は成績順、というようなスクールでした。
合格実績は塾の評判を意味するため、授業はできる子に合わせたペースでサクサク進み、中には、授業についてこれないという生徒もいる状況でした。
進学塾としては当然の仕組みと割り切らなければならない、
でも、もっと一人ひとりを丁寧に見てあげたい…
そんなジレンマを感じていました。
能力があっても、教え方が合わないのは勉強法として非効率ですよね。
個々に合わせた学習サポートをしてみたい。
そう強く思うようになり、個別指導塾に移ることになりました。
しかし、いざ個別指導塾に属してみると、また違った課題にぶつかりました。
集団塾は講師1人で複数の生徒を指導できますが、個別塾は生徒の数だけ講師が必要です。
個別指導塾のほとんどは、実務をこなす社員1人と、その他はすべてアルバイト講師という体制で、講師のキャリアや経験値の差によって、教え方にばらつきがありました。
社員1人で講師の育成を十分に行うことは困難で、教わる講師によって生徒の満足度が変わるのは、不公平に思われました。
授業料は同じなのに、担当講師により指導内容に差が生まれる…本来自分が目指すビジョンとは違うと感じるようになりました。
そのような経験から、自分が直接指導することで、一定のクオリティを保つサービスを提供するため、独立に至りました。
独立後しばらくは、対面での指導・スクーリングを行っておりました。
自らマンツーマンで教えることで、クオリティの高い授業と細やかなサポートを全ての生徒に提供できました。
会社員として抱えていた諸々の課題はクリアしましたが、それがベストというわけでもありませんでした。
サポートが細やかすぎた結果、関わる子どもたちや親御さんの、依存性を高めてしまったように思います。
宿題はこなすけれど、それ以上の勉強は指示がないとしない。
面談をしたあと子どもがやる気になるから、毎週面談をしたい。
出願校を決められないから、決めてほしい。
塾としての本来のサポートや役割と、甘えの境目が分からなくなるような状況が生じたのです。
「個別で細やかなサポート」は重要だけど、自立心・自発心が育たなければ教育といえないのではないかと感じるようになりました。
2020年より、新学習指導要領が施行され、全ての小中学校でタブレット学習が普及するようになるなどの変化に伴い、弊社もその流れに沿ってオンライン化に踏み切りました。
それまで、スマホやタブレットは子どもの遊び道具になりかねないと危惧されていました。
長時間インターネットを使用し、ゲームをしたりYouTubeを観たり、SNSで人間関係のトラブルに巻き込まれたり、あらゆる危険性を踏まえ、端末を持たせない、制限をかける、勉強中は親に預けるなど、各ご家庭が「使わせないさまざまな工夫」に必死でした。
しかし、これからはその逆で、端末を最大限に活用した勉強法も教える、時代に合わせた教育も必要だと感じました。
オンラインなら毎日の家庭学習も細かく指導できるメリットがあります。
弊社の講座は、
受講コースを決定
↓
現在の学習状況や目標をヒアリング
↓
具体的な学習プランや教材を提示
↓
プランに沿って家庭学習
が大まかな流れです。
家庭学習というとサボりがちになるのでは?と思う人も多いかもしれません。
その不安を解消すべく、学習開始時に講師に連絡を入れ、終了したらできた箇所を写真で講師に送信し、進捗状況をチェックする体制を取っています。
生徒専用のYouTubeチャンネルでわかりにくい箇所を解説したり、週1回Webカメラでの学習フォロー、月に1回の月例カウンセリングでは、学習プログラムの確認や見直しも行います。
このようにオンラインで日々の家庭学習に関わることで、子どもが自ら考え学習する自主自立の力を育てられると確信し、現在のスタイルにたどり着きました。
写真を撮って送信など、ICTが必須の社会にも対応する力も養え、端末を活用することで効率的な学習にも繋がります。
弊社はこれまでの経験から、
「カリキュラムを組んで道筋を示し、それに沿って自発的に取り組む」
細やかなサポートと自立心を両立できるプログラムです。
また、夏期講習なども勉強漬けではなく、遊びと学びのメリハリをつけ充実した休暇を楽しめるようプログラムを組んでいます。
もちろん、オンラインが合わないお子さんもいらっしゃいます。
外で勉強、家ではリラックス、というように、オンとオフを切り替えた方がよいお子さんも、必ず一定数います。
さまざまなスタイルの塾がある中で、お子さんにとってどの方法を選ぶのが望ましいのか、弊社が今に至るまでの経緯が、皆様の塾選びの参考になればと思います。
勉強の基本である家庭学習を無理なく習慣化したいなど、どんなことでもぜひお気軽にお問い合わせください。
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【参考】
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