去る1月11日。
愛知県初の公立中高一貫校の1つ、明和高校附属中学の入試が行われました。
普通コースは、定員80名に対し志願者1,364名、倍率は17.05倍。
愛知県内で最も高い倍率となりました。
音楽コースは定員20名に対し志願者36名、倍率は1.8倍。
教育熱の高い地域であることはもちろん、県内屈指の進学校である「明和高校の附属中」というブランド力もあり、多くの受験生が志願したと考えられます。
明和附属中が育成を目指す生徒像は、「知的好奇心をもって主体的に学び、個性を発揮して資質を磨き、仲間とともに成長できる人」であり、求める生徒像は「夢や憧れをもち、それらを実現するために粘り強く挑戦しようとする人」です。
(参照:2024年度愛知県立明和高等学校附属中学校学校説明会資料)
こうした生徒像に合った受検生を選抜するため、志願理由書の内容も重視されます。
また、こうした生徒の主体性や思考力を育てるために、明和附属中では「探求学習重視型」の教育を採用しています。
「探求学習重視型」とは、生徒が自ら課題を見つけ、情報を集め、考え、解決策を導き出す学習スタイルを重視する教育方針のことです。
従来の知識暗記型の学習とは異なり、思考力・判断力・表現力を養うことを目的とし、主体的に学ぶ姿勢を育てます。
これらの力は、適性検査や面接でも求められる要素と重なります。
普通科の選考方法は次のとおり。
①適性検査(45分×2限)
②面接(1人15分程度)
③志願理由書
④直近の通知表
今年の適性検査は全問選択式で、英語の問題は出題されませんでした。
一次検査の合格者は約160名で、二次検査(面接)は志願理由書を基に最終的な合否が決定されました。
直近の通知表は「入学選考の参考資料として扱われる」とされています。
音楽科の選考方法は次のとおり。
①適性検査(45分×2限)
②面接(1人5〜10分程度)
③実技検査(新曲視唱・聴音含む)
④志願理由書
⑤直近の通知表
音楽科は二段階選抜を行わず、面接は教育方針やカリキュラムへの理解、志望動機や6年間を通して音楽を学ぶ意欲が問われました。
今年の受検倍率17.05倍は、驚異的な数字です。
2026年以降も高倍率が続くことが予想されます。
明和附属中の受検を検討されている方は、できるだけ早くに対策を進め他者と差をつけることが合格への道です。
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