2025年4月に愛知県で新しく開設された公立中高一貫校のひとつ、津島高等学校附属中学校。
1月に実施した初めての入試では、受検倍率2.06倍でした。
津島高校附属中では、愛知県の他の公立中高一貫校と同様に「探究学習重視型」の教育を取り入れたカリキュラムが特徴です。
「探究学習重視型」とは、生徒が自ら課題を発見し、情報を収集・分析しながら解決策を導き出す学習スタイルを重視する教育方針です。
知識の暗記に偏る従来型の学習とは異なり、思考力・判断力・表現力を鍛え、主体的に学ぶ姿勢を育むことを目的としています。
その中でも「国際探求コース」が設置されているのは、津島高校附属中のみ!
国際探求コースでは、英語力の向上や異文化理解を通じて、グローバルな視点を養うことに重点を置いています。
さらに、文系・理系の枠にとらわれない教科横断型の課題解決型授業を取り入れ、生徒が自ら考え、主体的に行動する力を育成します。
全ての教科で探求学習が行われ、プレゼンテーションやディスカッションの機会も豊富に設けられていて、自分の意見を効果的に発信する力を磨けるのが特徴です。
次に、求める生徒像について。
それはチェンジ・メーカーの育成や探究学習に必要な資質(探究心、共感力、寛容さ、粘り強さなど)を備えた生徒です。
さらに、志望動機が明確で、学校の教育方針やカリキュラムをしっかり理解し、中高6年間にわたって探究的な学びを続ける意欲があることも重要とされています。
(参照:津島高等学校附属中学校 Q&A)
実際の学校説明会では次のような人物像が求められていると解説されていました。
- 知的好奇心に富み、主体的に行動できる人
- 多くの人と積極的なコミュニケーションを行い協働して活動できる人
- 地域社会や国際社会などの私たちを取り巻く社会に貢献したい人
- 強い意志と優しい心をあわせもつ人
(参照:津島高等学校附属中学校 学校説明会)
これらの資質が自分にどのように当てはまるのかを具体的に考え、志望理由書や面接でしっかりとアピールできる準備を進めていきましょう。
津島高校附属中の選考方法は以下のとおりです。
①適性検査(45分×2限)
②面接(1人15分程度)
③志願理由書
④直近の通知表
適性検査はすべて選択式で、英語の出題はありません。
一次検査ではおよそ160名が通過し、二次検査の面接では志願理由書をもとに最終的な合否が決まります。
また、直近の通知表は「入学選考の参考資料」として扱われます。
初年度の受検倍率は2.06倍でしたが、国際探求コースの特色が広く知られることで、今後はさらに倍率が上がると考えられます。
弊社には、愛知県の学習塾での指導経験を持つ講師や、愛知県在住の講師が多数在籍しており、東海地方の学校や受検(受験)情報に精通しています。
さらには、この2月愛知県名古屋市千種区に、愛知県立中学受検を専門とするコースを備えたスクーリング塾「小中学生の学び方教室カルネ」を新規開校いたしました。
「どんな対策をすればいいのか分からない」
「適性検査が初めてで、どんな問題が出るのか想像できない」
そんな方はぜひ、一度お問い合わせください。
【関連記事】