1月25日に実施された、大阪府立咲くやこの花中学入試の適性検査問題が公表されました。(大阪府公式HP)
受検倍率は3.74倍。前年の3.95倍に引き続き、ほぼ4倍の高水準です。
各コースごとの倍率は、ものづくり(理工)が5.4倍、スポーツが1.85倍、言語が2.95倍、芸術が4.75倍。
実施された選抜課題は以下のとおりです。
【適性検査1】
配点は50点満点。
国語は漢字の書き取りや、文章を読みその内容を問われる様式。
文章中から書き抜く基礎的問題から記述問題まで、比較的スタンダードな傾向でした。
算数は文章題で、基礎知識を応用する力はもちろん、多数の条件を満たしながら、問いの内容を読み解くような、国語的読解力も要する内容です。
立体の容積を求める問題は、この2年続いています。
【適性検査2】
各分野で問題が異なり、配点は80点満点です。
ものづくりでは、体積や展開図など図形や、答えの求め方(式の流れ)の記述を求められる問題も見られました。
言語分野では、「与えられた単語を使用し作文する問題」「資料を読み取り、分かったことを自分の言葉でまとめる問題」で、いずれも380〜440字の範囲での記述が求められるもので、原稿用紙1枚程度を時間内に書き上げる練習が必要です。
スポーツ分野では、昨年と同様に50m走・30m走・立ち幅跳びの3種を実施、うち2種目の合計点を審査。
芸術分野では、「友達と遊んだあと、別れる場面」「水族館で販売されるシールのデザイン」の2問が出題。例年、色鉛筆で人物を描くものとデザインする問題が出題されるので、事前対策が可能です。
【作文】
昨年と同様【学校に感じている魅力と在学中にチャレンジしたいこと】を260字〜340字記述する問題でした。
適性検査は、高い学力よりも、問題や条件をよく読み解答に抜かりなく反映する特質的な力を要します。そうした力はなかなか子ども自身だけでは鍛えにくいもの。
弊社では、子どもたちの日々の家庭学習をサポートし、それぞれの志望校に合わせた必要なカリキュラム提案と対策を行っております。
どんなことでもぜひお気軽にご相談ください。
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