ある日のこと。小3るみちゃんのママから、日常のほっこりをシェアしてもらいました。
るみちゃんはもともと絵を描くのが好きな子で、国語や算数といった科目の勉強だけではなく、これまでも一緒にお絵かきしたり、そのお絵かきで紙芝居のようなものを作ってみたり、そういった学びを一緒にしてきました。
より想像力を膨らませ、物語やストーリーを考えさせて、それを文章にすることもできれば、漢字や言葉を覚えたり、書く力(作文や小論に対応する力)が身につくのではないか?と考え、そうしたことも課題に出したりしてきたのでが・・・。
今回はわたしが出した課題でもなんでもなく、ルミちゃん自身が、自分のとある1日を絵(マンガ)を通して描いてみたくなったそうで、こんなほっこりする作品を創作してくれました。
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このほっこりお絵かきを見て、驚きと感心を持ちました。継続的に彼女の成長を見守っているからこそ分かることですが、この絵からは、実は、ルミちゃんのすぐれた観察力や大きな精神的な成長がうかがえます。
例えば、握ったグーの手の指や、1日を通して同じお洋服(胸元にお花がついたTシャツ)を着ているところ。細部への配慮や一貫性が見られます。
水泳の時間、水泳帽の中に髪の毛をきちんとしまっている頭や、算数の時間の右手ともつ定規との遠近感(定規の向こうに手が重なっている書き方)。場面や空間把握ができています。
いつのまにか、2年生ではできなかった細かいところが自然と配慮された描き方になっています。観察力や洞察力が身につき始めていることに気がつきます。
それから、セリフ。
お勉強への自信の無さから、半年ほど前は、どちらかと言えばネガティブな発言の方が多くみられたのですが、この絵では「がんばろう」から始まって、「明日もがんばろう」で締めくくられています。全体を通して、メンタルの根本が「ポジティブ」に変わっていることに、とても驚きます。
最近はルミちゃんのママから、
「参観会で自分から2回も発表できるようになりました」
「テストで満点とりました」
と、度々彼女の成長をお知らせいただくことが多くなっていました。それがまさにこのほっこりお絵かきの中に、そのまま垣間見られます。
テストで良い点を取って、よい順位を取る。
どの教科も学力をあげ、難関校の受験に合格する。
・・・そんな学びの価値観が、時代の変化と共に、今、見なされるようになってきました。
豊富な知識の詰め込みではなく、その知識や磨いた能力にどう実用性を持たせ、実社会に活用できるか?その力を伸ばす教育のあり方に変わろうとしているのです。
各教科や科目の学習を通して、子どもたちの知識の幅を広げることは、これまでもこれからも変わりませんが、私どもCbyEDTECHが目指すものは、子どもたちが自立して、自ら道・将来を切り開いていく力を身につけさせること。
好きなことをただの「好き」にとどめるのではなく、ルミちゃんのように、好きがもっともっと好きになって、それとともに成長して欲しい。そしてそれを親御さんはじめ他者から褒め認められ、承認されることから自信を持ち、生まれ持った才能や潜在能力が開花して、生き生きと自分の道を歩めるような子どもたちの姿を理想とします。
埋もれる才能や、自分たちでは気がつかない持てあました能力を、社会に認められるきっかけづくりとそのお手伝いをしたい。そして、ご家庭(親御さん)と協力しながら、子どもたちとともに成長していける会社でありたい。
そんなことを日々思いながら、わたしたちは日本全国の子どもたちと向き合っています。