先日、埼玉県の小学2年生が、オンライン授業を体験してくれました。
問合せをくださる、小学低学年のお子さんをもつ親御さんたちはよく、
「集中力がない」
「落ち着きが無くて、PCやタブレットの前でじっとしていられない」
などを理由に、オンライン授業がきちんと受けられるのかどうか、心配なさいます。
それはきっと、ご家庭での普段の様子や、学校生活や習い事先での様子を見聞きし、「ウチの子は・・・」とお思いになるようなのですが、実際我々が体験授業で様子をみてみると、確かに学年が小さければ小さいほど、もじもじもぞもぞしがちですが、それは決して集中力の問題ではなく、単に恥ずかしそうにしているだけのこと。
問題を扱い、考えたり答えたりしているうちに、いつのまにか勉強にのめり込んでいることがほとんどです。
この日の小学2年生のお母様も、最初は
「学習意欲がとてもないので、(オンラインで勉強)できるのか心配です」
「分からないところがどこかも分かっていないと思います」
と、いろいろ息子さんの気になることも多かったようです。
そもそも、小学生の必要な学習時間の目安は、10~15分×学年と言われ、実は1時間以上勉強するのはそう簡単なことではありません。
例えば2年生であれば、20~30分。
集中力があるものと思う方が現実的ではないのです。
ですから、一般的な塾でもオンライン塾でも、1コマあたりの授業時間は、40~60分とするところが多いですが、弊社の場合は1コマ30分。
科目にもよりますが、今回のような算数では、その子に合わせてレベルを3段階ほどに分け、全部で10~12問程度を扱います。
最初の自己紹介から1問目を扱うまでは、もじもじキョロキョロ…といった様子でしたが、計算問題を段階的にあつかって、正解を積み上げていくと、自信がでてきたのか、表情も和らぎ、ニコニコしながらこなしていました。
計算問題はバッチリだったので、中盤から、文章問題の応用をやらせてみることに。
問題文から数字や条件を拾い、何算をするのかを自分で考えさせて、途中、「んー」と考え込むシーンもありましたが、解き方に気付いた時の弾けるような笑顔に、こちらも嬉しくなりました。
算数の応用を出題する際、1ダースの鉛筆を…と扱う際、「ダースって知ってる?」と尋ねると、
「うん!知ってる!聞いたことある!!」
「学校の先生から、もう教えてもらったの?」
「ちがう、クレヨンしんちゃんで出てきた!」
と。
思わず「そうかそうか!」と笑ってしまいました。
学びって、学校や塾など、勉強を教え教わる場所だけのことではなく、感性豊かな子どもたちの身の回りには、アニメやYouTube、様々な日常にあるものなんだと、ときどき何気ない会話でハッと気づかされることがあります。
クレヨンしんちゃんできいた「ダース」の意味が、この体験授業で12コだということを知識として持ち、また1つ、彼は賢くなったのではないかと思います。
小学生のお子さんがいるご家庭では、さらに小さなご兄弟姉妹がいらっしゃれば、幼稚園保育園の送迎や、お子さんたちの習い事の送迎、食事の準備やお世話、毎日めまぐるしく過ぎていくばかりだと思います。
オンラインという方法は、子どもたちが学習面において、早期に自立できる手段の1つです。
弊社の会員生徒たちは、自分で時計を見ながら、
「●時になったからオンライン授業だ!」
と、我々と画面越しに授業し、自身の時間や学習管理を自ら行っています。
その横でお母さんが家事をしていたり、お父さんがテレワークをしていたりと、コロナ以降我々のライフスタイルが大きく変化し、大人の仕事も子どもの学習も、家庭内でのオンラインは恒常化しています。
オンライン学習の上手な活用で、親御さんの時間的な拘束時間も軽減され、子どもたちの自主自立を促進できます。
ですから、小学低学年や中学年のお子さんにこそ推奨したいものです。
体験授業のお問合せはコチラから。
10月中のご入会は、入会金半額です。ぜひお試しください。
Written by 教育ライター・一条麗子
【参考サイト】
【関連記事】