世界に羽ばたく人材育成に力を入れる中高一貫校。
今回は、NHKなどメディアからも取り上げ注目されている公立・広島叡智学園中学をご紹介します。
アクセスは本州からフェリーで約30分。自然豊かな瀬戸内の大崎上島に位置します。
全寮制で、他県からも広く生徒を受け入れているのが、他の公立中高一貫校とは異なる珍しい点です。
弊社でも実際これまでに、大分県や福岡県から目指す生徒が在籍していました。
高校になると海外からの留学生も受け入れており、より多様性あふれる環境で学習できます。
国際バカロレア認定校（以下IB）でもあり、在籍する全生徒がIBのプログラムを履修する初めての公立ということからも、最先端の教育を目指していることがわかります。
定期テストは設けず、IBの規定に沿った採点方式でフルディプロマのスコアを算定。
そのスコア取得者用の受験枠が海外の進学先や全国68校の国公・有名私立大学に設けられています。（令和4年３月現在）
もちろん、進学だけでなく生徒一人一人が目指す道をサポートする環境も整っています。
授業は主にグループワークで進み、自由な発想・発言ができ協調性や自主性を伸ばせます。
広島叡智学園中学は地域の人や専門家との対話も積極的に取り入れています。
IB教育では２教科の要素を融合した指導が一部必須となっており、より柔軟で世界に通用する力が育ちます。
例えば、外国語を単に言語としてではなく、成り立ちの背景にある地理や歴史も併せて学習します。
生徒の生活面にも配慮されています。
ICカードで入退出する寮は、個室や扉で区切れる２人部屋などプライベートの確保されています。
長期休暇や休日は帰省も認められており、家族も学内に入ることができる点も安心です。
では、広島叡智学園中学の入試の特徴を見てみましょう。
広島叡智学園中学の入試は、例年11月の20日前後。
他の中高一貫校より早く重なりにくいため、他の学校と併願も可能です。
定員は40名と、狭き門です。
ちなみに令和4年度の倍率は7.8倍でした。
選抜方法は以下の通りです。
【一次試験】
■志望理由書・自己紹介書・調査書
■適性検査
■集団面接
【二次試験】
■2泊3日の共同生活
（参照：広島叡智中学）
自己紹介書というのは広島叡智学園中学独自の様式。
これまで頑張ってきたことなどを文章にまとめ提出します。
適性検査はA ・Bと２種あり、大きく理数の論理的に考える問題と社会的で資料を読み取り考えをまとめて解答する問題に分かれます。
いくつかの条件を指定され、比較して筋道を立てて考える問題は、他県同様適性検査の傾向です。
また、英語を強みとするこの学校では、理数分野の問題が比較的優しい傾向にありましたが、近年人気に伴い、特に理科分野の問題が深められている印象です。
一次試験では80名が選抜され、二次試験の共同生活ではグループワークや面接を総合して合否が決まります。
全寮制ならではの共同生活の二次試験は、他に類のない形式で、事前の対策や準備は難しいかもしれません。まずは「なぜ広島叡智学園中学にいきたいのか」という明確な目的や目標をもっておくのが何より大切です。
全国的に見ても、人気の高い公立中高一貫校です。広島叡智学園中学を目指したい・対策を知りたいなどご相談はこちらから↓ ↓ ↓
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