CbyEDTECHの前身、TOUGH個別指導のころ。
昨年夏に出会った小2のルミちゃん。夏期講習を受けに、夏の間通ってくれました。苦手意識のあった、国語の文章問題を克服したい!という希望からでした。
ルミちゃんに限らず、近頃「国語が苦手」という子が非常に増えています。情報社会ゆえ、写真や動画でより分かりやすい情報をたくさん得やすくなった一方、活字離れによる子どもたちの読解力の欠乏は、なんだか深刻な印象。
もともと苦手なものを、苦手だからとそのままやらせるのでは、ますます嫌いになるだけ。年齢が幼ければ幼いほど、なおさらのこと。
ですからルミちゃんには、普段遊んでいる大好きなお人形さんを持ってきてもらって、そのお人形さんを登場人物にした物語を創作してもらうことで、国語へアプローチしてみました。
絵を描くことも大好きなルミちゃん。創作ストーリーと絵を通して想像力を膨らませ、その中で言葉の使い方や漢字など知識を増やしていきました。
集中力がまだ続かない小2の子を飽きさせないために、ありとあらゆる工夫を凝らし、こちらもいつになく必死💦20年前の、遠い遠い子どもの頃の記憶を呼び起こし、わたしもルミちゃんのお人形遊びとお絵かきに、全身全霊でお付き合い。。。笑
慣れて国語への抵抗感が薄れてくると、問題集の中から既存の文章を音読させたり読み聞かせしたりをしました。そのあとは、放送問題を意識して、読んだ文章の中からクイズ形式に問題を出題してみたり・・・。
すると、面白いことに、ルミちゃんが
「わたしも先生に問題出したい!」
と自ら文章を読みたがって、わたしに即席問題を作って出題してくるんです。その場でパッと浮かぶひらめき💡✨に、とても驚かされました。
授業の後に書いてくれたお手紙にも、ウルウルさせられます😢
学校のテストの点としては不安があったのかもしれませんが、物事への興味関心・考える力・想像&創造する力、実際はどれもこれも素晴らしいんです。
こんなに立派なのに、何を心配する必要があるんでしょう!
ルミちゃんご本人だけでなく親御さんにも、もっともっと自信を持って、潜在している未知なる能力とその可能性に期待して、前向きにいろんなことに挑戦してもらいたいと思いました。
それから正式な入塾のご希望を頂きましたが、ちょうどスクーリングから通信教育サポートへの切り替わり時期を迎え・・・。
CbyEDTECHは昨年12月、ニュータイプの通信教育サポートとして、パソコンやタブレットなどの端末を使い、インターネットを介し子どもたちの家庭学習習慣を確立させ、自主自立の学びを促すサービスへと転換いたしました。
小2のルミちゃんがご自宅でタブレットを使い、果たして我々と円滑なコミュニケーションが図れるのかどうか・・・親御さんは非常に心配されたと思います。
それでも変わりゆく日本の公教育やその環境を見越し、その必要性に共感頂き、ご入会の運びとなりました。
オンラインスクールとして、ルミちゃんとわたしたちの学びの挑戦の始まりです!
ほかの習い事も多いルミちゃんの1週間の学習プランでは、平日19:00から19:30が家庭学習の時間。
毎日「はじめます」と「終わります」の実施報告を欠かしません。WEBカメラを通して、塾同様の科目指導の授業も行います。
授業のない日も、わたしのパトロール(カメラを通して様子を確認する声掛け)を楽しみに待っていてくれます。
「もうこのプリント終わった!」と、解いたものを得意げに見せてくれたり、変顔を披露してくれたり、面白スタンプでメッセージをくれたり、時々プライベートの写真を送ってくれたり・・・。
メリハリをつけ、おウチなのに生き生き勉強している様子がうかがえて、わたしもとっても嬉しく充実した気持ちにさせられます。始めてまだ間もないですが、たった数週間で、「毎日勉強するんだ」という意識をしっかりもって、習慣として取りくめています。
逆にこれが普通の塾のままであったなら、「塾で勉強してきたらから」「塾でやるから」と、家庭学習への意識は持てないままだったかもしれませんね!
インターネットだから・・・
タブレットだから・・・
家でちゃんと勉強できるの・・・?
と、その操作や用途を心配される親御さんもまだ少なくありません。
それでも子どもの順応力は非常に高く、自らあらゆる使い方を経験し、学び、自立していきます。ルミちゃんのようなお子さんの成長ぶりに、かえってわたしたち大人が教えられることの方が多いです。
始まったばかりのわたくしどもCbyEDTECHの、新しいタイプの通信教育サポート。
これからますます、様々なタイプお子様の自主自立の学びのきっかけとなれるよう、一人ひとりの特徴や性格に合わせプランニングし、試行錯誤を繰り返し、ともに進化・成長を遂げて参りたいと思います。
明日のルミちゃんの笑顔とやる気が、また楽しみでなりません。