もう夏休みが終わってしまった!という地域もあれば、あと数日・・・という地域もありますが、どの地域のお子さんにとっても2学期は重要な時期と言えます。
夏休みから2学期にかけて頑張らなければならないのは、今年度受験をされる小6、中3、高3といった受験生はもちろんのことですが、特にも努力すべきなのは、公立であれば、中2と高2生だと断言します。
理由はいくつかあります。
中2の2学期は、数学英語の履修内容が、それまでに比べ一気に難易度を増すことにあります。具体的に言えば・・・
数学なら、連立方程式の利用、一次関数とその利用、合同な図形の証明、など。
英語なら、不定詞、動名詞、比較・最上級、など。
中2の1学期までは、小学校で習った算数をベースとした上積み(発展)のような内容ばかりでしたが、以降、いよいよ中学数学本番に突入するイメージです。
ですから、基礎学力が乏しいお子さんの場合、このあたりから一気に成績が降下するケースがよくありますので、とにかく、これまでの履修内容から苦手を克服した上で、これからの履修を進めていけるよう基礎固めをすぐしておくことをオススメします。
大学入試本番から逆算して、合格に必要な勉強時間や学習量を見込めば、志望校によっては、高3になってから本気になって取り組んでも、到底こなせる量ではないのが大学受験。
それは確かにそうであるでしょう。けれど学力は、思い描くように理想的な伸び方をするわけではないことを知っておく必要があります。
xを勉強した時間や学習量とし、yを学力の伸びとしたとき、その学力の伸び方は、y=axといった比例のグラフのように、x(勉強量)が2倍3倍・・・と増えれば、y(テストや模試結果)も伴って2倍3倍・・・と増えるわけでは決してありません。
では実際どうであるかと言えば、y=x²。つまり二次関数のイメージです。
結果、著しい伸びがお目見えすることのないまま、目標達成もできずに受験が終わってしまう受験生たちも少なくはないでしょう。
毎日コツコツと、地味な勉強を続けた生徒たちの、合格実績の安定感。。。「努力に勝る天才無し」と言いますが、それは本当です。
2学期が始まるこの時期、自分の進路について今一度真剣に考え目標設定したら、直近で行った模試の個人成績表データをもとに、取り組んだ学習成果が、これからどのように模試結果に反映されていくかを、よく分析していく必要があるでしょう。