令和7年度の広島叡智学園中入試の適性検査試験は、11月24日に行われ、例年通り、他地域の公立中高一貫校より1~2カ月早い実施となりました。
【選抜方法】
①一次試験
・適性検査A•B
・志望理由書及び自己紹介書
・5•6年生時の調査書
②二次試験
・2泊3日の共同生活
一次の受検倍率は、5.8倍と人気の高さがうかがえます。
例年、適性検査では、資料を読み取り筋道を立てて答えを導き出すものや、身につけた知識を応用する問題が出題されます。これは他の中高一貫校と同様の問題形式です。
(令和7年度検査問題はこちらから)
適性検査Aの大問1では、身近なデジタル時計やものさし、さいころを使った問題。
対話形式で法則の説明が書かれており、その中から解答に必要な条件を正確に読み取る力が問われます。
思考の過程を記述させる問いも見られました。
大問2では、文化祭の展示・出し物のスケジュールに関する問題。
限られた時間で自分が観たい展示物や出し物をどう回るべきかを考える内容でした。
こちらも長文の読解力と法則やルールを理解し、考えられるパターンを粘り強く検証する力が求められます。
適性検査Bでは
・本の帯のキャッチフレーズを考える
・歴史的な資料の説明をもとに、日本と世界との関わりについてコラムを書く
という出題でした。
キャッチフレーズは、作者や登場人物がなにを伝えたいのか、その本にどんな魅力があるのかを汲み取り、短い言葉でまとめるもの。
コラムは資料の内容と知識を組み合わせて文章を書かせるものでした。
適性検査A・Bどちらとも文章が多く、普段から「長文を読み解く力」「考えることが楽しい」と思えるような思考力を養うトレーニングが必要です。
二次試験は、共同生活の中でグループワークや面接が実施されます。
受検倍率は1.98倍、毎年ほぼ2倍程度となっています。
全国的にも珍しく全寮制を見据えた形式なので、事前の対策・準備は難しいかもしれません。
個性を重んじるだけでなく、協調性も備え、他者と深く話し合い取り組む姿勢を、小学校のうちに意識して身に着けられると良いですね。
2019年の開校以来、メディアにも取り上げられ知名度も年々アップ。
受検生のレベルも上昇傾向ですが、入学後も世界に通用する人材を育てるカリキュラムが用意されています。
国際バカロレア認定校(以下IB)であり、定期テストの代わりにIB規定の採点方式でフルディプロマ(大学入学資格)のスコアを算定します。また、そのスコアを使用し、国内外の大学への進学を目指します。
全寮制・IBなど他にはない特徴に興味があるご家庭は、オープンスクールの参加もおすすめです。
【対象者】
・小学5・6年生及び保護者
【実施日】
・令和7年6月28日(土)の①9:30〜12:00②13:00〜15:30
・令和7年7月5日(土)の③9:30〜12:00④13:00〜15:30
定員は①〜④各100名(児童の数)、4回とも内容は同じです。
場所は広島叡智学園中学校、詳細や申し込みは6月9日(月)午前9:00にこちらにアップされる予定です。
全国から受検可能ですが、専門塾も少なく、広島以外の地域で受検対策をするのは難しいでしょう。
弊社ではオンラインで全国の受検情報を細かく集め、受検突破に向けてひとりひとりに合ったスケジュールを提案しています。
受検だけでなく、お子さんの日々の学習方法のご相談・オンラインと通塾どちらが向いているかなど、どんなことでもご相談を受け付けております。
お住まいがどの地域からでも、受けたい学校の対策サポートが可能です。ぜひお気軽にご連絡ください。
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