【オンラインのすゝめ】2021年度・東京都立高校を受験するあなたへー数学攻略編

昨日、2020年2月21日(金)

東京都立高校入試が行われました。

受験生の皆さん、またその親御さん方。本当におつかれさまでした‼

あとは結果を待つのみですね。

 

張りつめた緊張から解放され、心穏やかに過ごしたいのは山々でしょうが、少しずつでも高校の勉強に意識を向けられるようになりましょう。

高校では予習の重要性が高まり、受け身の学びではなく、自主・自発的に自ら学びにいく姿勢が身に着けられなければ、その先の大学受験の成功など皆無だからです。

 

スタートダッシュが肝心です。

特に数学英単語古文の基礎知識を詰め込んでおくと、高校生活がスムーズに始められるでしょう。

 

 

 

さて、2020年度の都立高校入試が終わった一方、

 

「いよいよ受験生だー!」

 

と危機感や焦りを募らせる、2021年度の受験生(現中2生)とその保護者の皆さんもいらっしゃることでしょう。

 

敵が見えずして戦えないように、まずは都立の高校入試・学力検査問題の特質を把握できれば、その対策や学習計画を練ることができますね。

 

 

そこで、都立高校入試・学力検査問題の問題構成や特徴、難易度などをご紹介しながら、2021年度以降、東京都立高校入試に臨む、中3受験生に役立つ情報を、シリーズ化しながらお伝えしていこうと思います!

 

今回の第1回目は、「数学攻略編」をお届けします。

 

1⃣ 平均点

※東京都が発表している、過去2年の数学平均点(100点満点中)

 H30年度 66.5点
 H31年度 62.3点

 

例年、平均点は60~65点ほどにおさまる都立の数学。

公立高校入試では、数学と英語の平均点が比較的低くなりがちですが、都立はそのようなこともなく、5教科まんべんなく平均60点台を維持しバランスがとれている印象。

 

 

2⃣ 問題構成と配点

大問1は、主に計算等を中心に、あくまで基礎レベルの小問全9問。

 

 

大問2は、ルールに従って規則性のあるものや、図形の体積や表面積などの関係性を式に表し空欄を埋めたり証明したりするタイプの2題。

 

 

大問3は、関数にまつわる3題。

 

 

大問4は、平面図形にまつわる角度を求めるものや、合同などの証明の2題(小問3)。

 

 

大問5は、空間図形にまつわる三平方の定理や相似比などを利用して解く2題。

 

 

 

各問題、1問あたり5~7点配点。

 

 

3⃣ 戦略

●数学が本当に苦手で、基礎からやり直さなければならない偏差値50以下の受験生は…

1問あたり、どんなに低くても5点の配点をもっていますので、そのたった1問が大きな得点につながります。

計算など超基礎問題でミスをしているようではお話になりません。

まずは正負の数・四則混合・文字式・方程式全般の計算力を確かなものにしましょう。

中1で習う、垂線・垂直二等分線・角の二等分線などの作図も、触れていないと忘れてしまうので、早めに復習をしておくと良いです。

 

中3内容全部が未履修の状態で、大問3・4・5は、問題演習したくても不可能です。

中3夏休みを迎えるまでは、大問1・2にあたる分野・レベルの問題だけ意識して、完成度を高めつつ、主に中3のこれから習う内容を、しっかりと定着させていけることに注力しましょう。

 

 

●数学の基礎力はあり、発展や融合問題が苦手という偏差値50~55くらいの受験生は…

早く入試レベルの融合問題でトレーニングしていけるよう、まずは中3の履修内容を進めることを、最優先に取り組みましょう。

入試問題は主に、中2と中3の履修内容を組み合わせた融合問題で構成されています。

中3の春から夏にかけての現時点では、習っていないものが多すぎて挑戦できませんので、どんどん先取り学習することをお勧めします。

 

中2の後半に、平面図形・空間図形を習っていると思います。東京都の共通問題では、図形問題の出題が多いので、その分野や合同の証明などは、しっかり強固な学力として定着させたほうが良いです。

 

 

 

●数学は好きで得意な、偏差値55以上の受験生は…

どんどん融合問題にチャレンジすべきです。

中3で履修する平方根・三平方の定理・相似・二次関数の単元を優先的に、先取り学習をしましょう。

そうすることで、挑戦できる融合問題の幅が広がります。

 

また、中2の後半で習った空間図形において、立体図形の頂点や辺を結びできあがる図形や断面図のような問題を、練習として取り組むと良いです。

私立の中学受験の問題集に、適当な図形問題があるので参考にされると良いです。

また、基礎から標準レベルで中3の履修内容を予習として学び、8月くらいに行われる民間の数学検定3級に挑戦してみるのも、予習がどこまで定着しているかを測ることができる良い機会になるでしょう。

 

数学に関しては、私立の問題のような複雑なハイレベル問題に慣れておけば、都立の問題は複雑すぎず、余裕をもって臨めるようになるはずです。

 

 

 

 

都立の入試学力検査問題で、「難しい」と感じるものは、複雑な難問奇問というよりも、あくまで答えを求めるまでの過程で、複数の単元の取り組み方が融合されたもの。

基礎・標準レベルの考え方の組み合わせでしかありません。

 

苦手な受験生はこれまでの復習に徹し、きちんと克服をすることから、基礎力はありそれ以上を求める受験生は、中3で履修する内容の先取り学習を心がけ、秋から冬にかけ、入試問題のような融合問題に挑戦できる体制をいち早く整えましょう。

 

 

 

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