過去(2/22投稿)の 【オンラインのすゝめ】2021年度・東京都立高校を受験するあなたへー数学攻略編 ・(3/14)の【オンラインのすゝめ】2021年度・東京都立高校を受験するあなたへー英語攻略編に続き、今回は、都立高校・国語学力検査についてご紹介いたします。
国語という科目は、特に苦手な受験生たちにとって、「どのように勉強したらよいのかわからない」という、対策における悩みの種になりがちです。
逆に一部の受験生たちには、「勉強しなくてもある程度点をとれる」という科目でもあります。
そんな国語。
東京都の学力検査においては、どのような特徴があり、どんな対策をとるべきなのか、ご紹介していきます。
大問1…漢字のよみ(5問/10点)
大問2…漢字の書き(5問/10点)
大問3…小説・物語文の読解(25点)
大問4…説明・論説文の読解 ※200字の作文を含む(30点)
大問5…古文を導入した対談に関する問題(25点)
まず、大問1・2の漢字関連では、1問も落とすことなく点をとりたい問題。
国語の漢字問題は、都立入試に限ったことではありませんが、画数の多い複雑で難しいものの出題はほとんどありません。
特に「書き」」については、小学校5~6年生レベルのものが多くみられます。漢字の該当部分だけ書く問題なので、送り仮名で悩む必要がないのはラッキー。
ですからこの漢字で得点基盤が持てない受験生は、高校入試のためというよりは、普段から書き取りのような学校課題以外で、漢検など漢字に触れる機会を持つのがよいでしょう。
大問3・4の読解問題は、そのほとんどが記号選択問題。
ただ、選択肢一つ一つはボリュームがあるので、解くためにある程度時間が必要です。
また、大問4の(5)は、文章に関わるテーマで、200字の作文を書きます。
この時一番課題となるのが、「具体的な体験や見聞も含めて」という箇所。
この具体的なという指示を、受験生たちは意外にもクリアできず、抽象的な作文になりがち。具体的と感じるレベルには個人差がありますので、きちんと得点として認められるレベルを把握しておきたいものです。
大問5は、都立の国語の学力検査委問題で、最も得点差につながりやすい問題です。
古文の知識を踏まえつつ、どちらかといえば古文以上に、その古典作品の鑑賞に関わる対談形式の文章の読解を行いますので、そもそもが見慣れない文章スタイルです。
一般的な高校入試では、中学古文は、歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直すことや、古語の意味などを問われますが、そういったものでは全くありませんので、問題集を解くような対策ではいけません。
表面的な知識ではなく、その古文作品(令和2年度であれば、松尾芭蕉)への理解や探究部分が問題になっていますので、教科書で扱う作品や作者の時代背景や、当時の文化など、興味関心を持って作品に触れる根本を問われます。
学校で古文を扱う授業の際は、是非興味関心を持って調べ学習をしたり、授業を聞いておくようにしましょう。
まとめ…
都立高校入試・国語学力検査は、当日の試験までにどんな対策学習をするかよりは、日ごろの国語の授業・その作品との向き合い方がカギ。
漢字という超基礎の力を普段から身に着けつつ、限られた時間である程度のボリュームの初見文章を速やかに読む訓練が必要でしょう。
2021年度(令和3年)以降、東京都立高校入試を受験されるみなさん。
学力向上は、日々の継続的な学習でしか成果は出せません。
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参考サイト:東京都教育委員会
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