公立中高一貫校受検では、多くの学校が学力検査としての適性検査、面接・グループワーク、そして調査書(報告書)を、判定素材として取り入れています。
適性検査と同じように、面接やグループワークについても、前もってしっかりと準備しておきたいですね。
地域、学校によって異なるので、あくまで平均的なお話になりますが、グループワークは1組あたり5名ほどのグループとなり、その場で与えられたテーマに沿って話し合います。
近年のグループワークの主流は、答えのない課題に対してみんなで話し合うスタイルです。
ただ話すだけではなく、知恵を出し合い、みんなで協力しながら答えのないテーマに、1つの結論を出すために議論する。
これがとても大切なことです。
TEKIKENクラスでは、1ヶ月に1テーマ、グループワークに取り組んでいます。
例えば、この3月のグループワークでは、あの日本中を感動の渦に巻き込んだWBCを取り上げ、
「あなたは観るか?WBCースポーツの力」
をテーマとして話し合いました。
野球少年でない限り、受検生の中にはファンが比較的少ない野球。
特に女の子たちは、調べ始める前は、「興味ない」「ルールが分からないからつまらない」など、ネガティブな発言が多く聞かれたテーマでした。
しかし、公立中高一貫校は「探究の学び」を大事にしているため、自分の興味の有無ではなく、知らないことも知ろうとする姿勢がとても重要なのです。
グループワークでは、「WBCとは何か」や「どのようにしてできたか」、「選手たちのエピソード」などを調べました。
さまざまな角度から調べることで、本やインターネットなどを利用し調べる力を身につけることができます。
また、テーマを受け取った時の考え方や、結論への道筋などを想像する力も身につけることができるでしょう。
自分の感想だけでなく、知識や情報がないと結論に導くことができません。
知識の土台を作り、自分の意見を発言し、みんなで協力し答えに導きます。
過去のグループワークでは
「欽ちゃんの仮装大賞で優勝して、100万円獲得したら何に使うか?」
という問いを生徒たちに投げかけてみました。
みんながクラスメイトで参加し優勝した、という前提です。
「木を植える」「寄付する」「設備に使う」「YouTube運営に充て、その後の広告収入で寄付したりする」
など、さまざまな意見が出て、さらに他者の意見にそれぞれが感じたことを発言していきました。
最初のうちは、言葉に詰まってしまうことや、自分の意見が言えないこともあります。
意見が出せないのは、これは言わないほうがいいかもと、自分の心の中でセーブする気持ちが働いています。
人からどう思われるか・・・
それが発言の邪魔をしてしまうのです。
しかし、その壁が取り払われないことには、グループワークは前に進みません。
回数を重ねるごとに、グループワークのコツや答えの導き方のヒントを手に入れていく生徒たち。
練習していく過程で、積極性も増し、自信に溢れていく様子がとても頼もしく思えます。
入試本番では、他の知らない受検生とグループとなり話し合いをしますが、弊社のメリットは、全国各地に散らばる他の受検生らとオンラインゆえに、知らない者同士で話し合いができるということ。
地域の塾だと、だいたいが顔見知りで、どうしても緊張感に欠けたり、話しやすい前提になったりしてしまいます。
知らない人たちとも連携して、グループワークの練習ができる。
これがオンラインの強みです。
私たちは助け舟を出しながら、最終的にはTEKIKENクラスの生徒だけで、答えが導けるように指導します。
まず、自分の意見を発言するところから、相手の意見を受け入れ、また感じたことを言葉にする。そして、結論に向けて話しあえる力を身につけていきます。
話の聞き方も大切で、ただ聞いているだけではいけません。
聞き方で相手に与える印象も、大きく変化します。
うなずきや相槌を使い、相手に対する共感や理解を表すことで、話し合いもスムーズに進みます。
回を重ねていくごとに、グループワークで話すことに対する自信がついてきます。
グループワークは、個人でコツコツ勉強して合格に向けて準備、とはいきません。
もちろん、みんなで話し合うためには、個人の知識と情報も必要です。
受検対策として、日頃からその日のニュースなどを家族間で話題に出し、知識や情報を身につけましょう。
適性検査や面接だけでなく、グループワークにも全力を注ぎ、
合格をつかみ取りにいきましょう!
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