岡山県教育委員会が、中学生の家庭学習充実のため宿題を活用するようにと、教員向けのリーフレットを作成したとのこと。
岡山県で子どもの家庭学習時間を調査し、中学生になって以降、減少傾向にあったことがわかり、このような取り組みに至ったのだそう。
【参考】https://www.kyobun.co.jp/news/20190521_03/
この10年ほど、特に熱心な親御さんから「学校からの宿題が出ないから困る」というというようなお声を聞くことが多くなりました。
宿題や課題はそれほど量が多くないので、休み時間や放課後などを使って、学校で手短に終わらせしまうというような要領のいい子どもたちもいます。
学校の宿題の在り方が、昔と随分違ってきているようです。
宿題はあったほうがいいのか?
量は多い方がいいのか?
みなさんはどう思われますか?
その答えは、弊社そのものの存在意義とも言えます。
子どもたちに家庭学習の習慣は必要です。
それは、一昔前の日本の「受験戦争」たるものに勝ち抜くためでは決してなくて、粘り強さや物事への探究心のようなものを身につけるためです。
受験生でもないかぎり、長い時間ダラダラと勉強する必要はありません。
学校・部活が終わって帰宅してから寝るまでの間の時間、食事や入浴などの生活に必要な事柄、好きなことをする自由、そして自分で決めた何か課題・・・そうした時間の過ごし方を自分で考えられる、いわばセルフマネジメントができる子どもは、自立が早く、どのような分野に対しても力が発揮できると言えます。
自分で決めた課題というのは、何も勉強(宿題)でなくてもよく、例えば野球少年が毎夜毎夜庭で素振りするとか、夕食後ダラダラTVを見ていたお子さんがお皿洗いのお手伝いするとか、そういったことでもいいと思います。
とにかくやってもやらなくてもいいのだけれど、やったら自分のためになる課題を自分に課すということは、子どもたちの精神的な部分の成長に、非常に大きな役割や成果を果たします。
その課題として一番手っ取り早い方法が、多くの子どもの場合「勉強(宿題)」というだけのこと。
「勉強ができる」ということは、それ以前の素養が必要。
その素養というのは、安定した生活習慣や自立した精神面など。
子どもたちにはぜひ、家庭学習での自己への課題から、小中学生のうちにそういったものを身につけ、その後の大学受験や資格試験、あらゆるハードルを自分の力で計画的に乗り越えられるようなヒトになってもらいたいです。
とは言え、セルフマネジメントなど、思うように子ども自身ですぐ身につけられるものではありません。
そこで大いに活用できるのが、やっぱりオンラインコンテンツになるのではないでしょうか?
弊社のようなオンラインスクール、YouTubeの学習動画、トレーニングアプリ・・・家庭学習のサポートとなりうるオンライン学習の手段がたくさんあります。
浪人生があふれていた時代と違い、少子化が進み現役合格思考が高まる中、大手予備校でさえも、いくつかの校舎を閉じるなどその策に追われています。
以前は「カリスマ講師」と呼ばれた先生たちも、講師だけでやりくりするのはなかなか厳しい昨今です。
自身で動画配信を始めたり、独自のメソットをSNSなどを通して発信するようになり、高い予備校の費用を払って通わずとも、ネットやオンラインで有名講師の授業やノウハウを習得することも容易になりました。
これからの子どもたちの学びは、こうした教育委員会でさえ推奨しているように、家庭学習の在り方が重要視されるようになり、そこで「オンライン」という手法がその手助けとなる大きな役割を担っていくことは間違いないでしょう。