中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)は、都立中学校で実施されているテストです。
授業で学んだ英語が「どのくらい話せるようになったか」をはかるため、令和4年度から中学校3年生を対象に開始されました。
令和5年度の都立高校入試から、スピーキングテスト(ESAT-J)の結果が点数化され合否判断材料として採用されています。
■「ESAT-J」とは
中学校の授業で学んだ英語が「どのくらい話せるようになったか」をはかるため、東京都が実施しているテストです。
国立私立中学生は対象外。しかし都立高校受験のためスピーキングテストを活用したい場合は受験可能です。
中1対象の「ESAT-J YEAR1」、中2対象の「ESAT-J YEAR 2」、中3対象の「ESAT-J YEAR 3」と問題が分かれています。
都立高校入試に活用されるのは、中3対象の「ESAT-J YEAR 3」です。
■受験の流れ
詳細は中学校から配布される通知で知らされます。気をつけたいのは学校側ではなく各自で申込みが必要な点です。
「ESAT-J YEAR 3」はWEBによる申込み形式です。申込み期間は7月上旬から9月上旬です。
令和6年度は
実施日 11月24日(日)
予備日 12月15日(日)
会場は都立学校、大学、民間施設などでした。
「ESAT-J YEAR1」、「ESAT-J YEAR 2」は令和7年1月~3月のあいだの1日で、実施日は学校から発表になります。会場は在籍する中学校です。
■実施方法
スピーキングテスト専用のタブレットとマイク付きヘッドホンを使用します。
6月下旬に、体験用のタブレットが中学校に配布されます。
■出題数や形式
問題は4つのパートに分かれています。
出題形式 | 出題数 | |
A | 英文を読み上げる | 2 |
B | 質問を聞いて応答する/意図を伝える | 5 |
C | ストーリーを英語で話す | 1 |
D | 自分の意見を述べる | 1 |
パートAは「音読の問題」、パートBは「会話の問題」、パートCは「ナレーションする問題」、パートDは「自分の意見を発表する問題」です。
解答の評価するポイント3つ。
「コミュニーケーションが達成できているか」
「言語使用は適切であったか」
「相手に伝わる音声で話せているか」
詳しい問題のサンプルは → こちら
■都立高校入試への活用
スピーキングテストの結果は、中学校から都立高校へ提出されます。
都立高校は、学力検査の得点と調査書点にスピーキングテスト結果を加えて総合得点を算出します。
AからFまでの6段階で提出されたスピーキングテストの評価を、次の表のとおり、20点満点に点数化します。
スピーキングテスト結果(評価) | A | B | C | D | E | F |
都立高校入試での活用(点数化) | 20点 | 16点 | 12点 | 8点 | 4点 | 0点 |
ESAT-Jの情報はこちらから→東京都教育委員会HPの特設ページ
スピーキングの英語力は、短期で身に着けられるものではありません。また、聞く・読む・声にだして発音する・対話形式で練習する…と、あらゆる角度から繰り返すことで、定着していきます。
弊社は、都立高校受験について、具体的にどのような勉強をしたらよいかアドバイスも豊富にご用意しています。こちらからお気軽にお問い合わせください。
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