進化が止まらなAI。
教育現場でも、どんどん導入が進んでいます。
新・学習指導要領の施行により、英語教育が小5から小3に早まります。
関東の一部の学校では、その指導方法の一環として、英語学習のAIロボットを試験的に導入し、実際子どもたちがそのAIロボットと対話しながら英語スキルを身につける授業が行われています。
学校教員の中には、英語を話すのは苦手という方も多くいらっしゃるでしょうから、代わりに子どもたちと英語でコミュニケーションをとってくれるAIロボットの存在は、ありがたいものかもしれません。
けれど、先生たちも手放しで喜んでもいられません。
いずれAIにとって代わられる職業と、残り続ける職業があると言われています。
その中で、「教師」という職業はどうでしょう…。
実は、小中学校の教師は存続し、高校教師はAIに替わり、なくなってしまうと言われています。
なぜなのでしょう??
国語・算数のような科目指導だけでなく、道徳や総合・生活といった倫理観道徳観の教育も欠かせない義務教育には、杓子定規で物事の基準を測れず、かならず人間の直の導きが必要になります。
けれど高校ともなれば、卒業までに必要単位をとり、大学受験等の進学試験や就職試験に備えるための学びが主たるもの。
その試験のための学習であるならば、科目の理解と習得、反復練習による知識の定着が必須です。
それを実現できるのは、もはや生身の人間ではなく、AIなのです。
公教育のベテラン教員の方々ほど、
「こういうのはもっぱら苦手で…」
と、ネットやIT機器の利用をためらう方々も多くいらっしゃいますが、もはやそんなことも言っていられません。
子どもたちの学びの変化も著しいですが、それを担う教員の方々の働き方やその環境も、これから大きく変化していくでしょう。
AIはじめ様々な道具の活用方法を、時代に合わせ柔軟に指導できる人材や、AIでは決して補うことができない付加価値を持つ人材が求められるのは間違いありません。
大学での教職課程の内容や、採用試験についてもまた、変わってくるのかもしれませんね。
教育従事者が、未来ある子どもたちのために、AIを超える存在であり続けるには、AIを学びその仕組みを学び、時代に順応していかなければならないと、弊社も強く自覚しなければなりません。
【参考】https://ict-enews.net/zoomin/16ai/