【オンラインで公立中高一貫校対策】岡山県にはなぜ公立中高一貫校が多いのか?

年々増えているとは言え、首都圏でもない限りは、1県にせいぜい多くて2~3校程度の公立中高一貫校。岡山県には、受験で競い進学するその公立中高一貫校は、なんと5校も存在しています。

 

岡山県立岡山操山中学校(みさおやまちゅうがっこう)

岡山県立岡山大安寺中等教育学校(だいあんじちゅうとうきょういくがっこう)

岡山県立津山中学校(つやまちゅうがっこう)

岡山県立倉敷天城中学校(あまきちゅうがっこう)

岡山市立岡山後楽館中学校(こうらくかんちゅうがっこう)

 

どうしてこんな激戦区なのか??

その真相は分りませんが、ただ、岡山県の教育委員会のHPをくまなく見てみると、地域として工夫した取り組みを通して、教育に注力されている様子が伝わります。

 

例えば、岡山市立宇野小学校での「放課後宿題教室」。地域住民や学生のボランティアによる、低学年への宿題フォロー。核家族が主流化する現代の日本で、子どもを町・地域が育てるという姿勢に、非常に共感します。

参考: http://www.edu-ctr.pref.okayama.jp/ganbarudb/H26/02unosho/unochiiki.html

 

また、赤磐市立高陽中学校の「読み聞かせ活動」。中学生が小学校へ出向き行う、紙芝居などの読み聞かせ。年齢や学年の垣根を越えた交流により、子どもたちのコミュニケーション力や表現力の向上が期待できます。

参考: http://www.edu-ctr.pref.okayama.jp/ganbarudb/H26/25koyochu/koyochuchiiki.html

 

岡山県では、県や市の取り組みとして、地域を巻き込んだ積極的な活動が見受けられ、そうした教育熱や地域の子どもたちへの想いが、文科省が推奨している中等教育の多様化の実践に繋がっているのではないでしょうか。

 

 

さて、この5つの公立中高一貫校。ただ数があるだけではなく、受験に求められる偏差値もお高めです。

岡山操山中学校は偏差値65。

岡山大安寺中等教育学校・津山中学校・倉敷天城中学校は偏差値60以上。

岡山後楽館中学校は偏差値50程度。

 

つまり、岡山県の公立中高一貫校受験をする場合には、言い方が悪いですが、どこを受けるにも中途半端な学力レベル(ちょっと成績がいい)ではダメなわけです。

 

ただ幸いなことに、公立であるゆえ、県立である4中学は6~7割同じ問題です。一部オリジナル問題が組み込まれているだけなので、ある程度まで勉強した結果、問題傾向の得意不得意傾向によって、受験生は最終的な出願校を選ぶことができるので、受験戦術としてはよい側面があります。

 

 

◆適性検査の出題傾向や難易度について・・・

岡山操山中学校・岡山大安寺中等教育学校・津山中学校・倉敷天城中学校の、県立4中学の共通問題の特徴は、以下のとおり。

●比較的小学校履修内容の標準レベルから、一般的に苦手とする児童が多いような分野が出題。

⇒例えば、百分率(%)が絡む計算は苦手な児童が多いのはイメージしやすいと思います。

●理科においては、用語などの知識ではなく、実験方法や結果を説明させる記述問題がみられ、根本理解が必要。

⇒理科の知識だけでなく、問題の意図を正しく読取る国語読解的な要素も含むので、ある意味理系寄りの児童には難しいと思われます。

●適性検査Ⅱの国語読解・要約作文では、提示される文章が、小学生にはいささか難しい。作文は200字程度と、文字数は比較的少ないため取り組みやすい。

 

各中学で一部異なるオリジナル問題は、適性検査Ⅰの図形の問題と、適性検査Ⅱの国語・作文に絡んだ問題

図形の問題については、とりわけ何中学の問題が難しいというようなことはありませんので、面積体積、立体図形の展開図など、基本的な図形全般の知識を固めておきましょう。

国語・作文に絡む問題は、作文を書く速さによって差が出ますので、それぞれに合わせ練習を十分にしておきたいところです。

 

 

 

岡山市立岡山後楽館中学校の特徴は、以下のとおり。

適性検査Ⅰ・Ⅱの区別はなく、問題は大問1・2のみで構成。

大問1は主に課題作文。大問2は、対話文に基づいた算数の基本問題を中心に、社会のグラフや理科の実験等の記述問題。

問題数も少なく、基本から標準レベルなので、特別な対策をしていないお子さんで、直前に公立中高一貫校に関心を持った場合でも、挑戦しやすい適性検査となっています。

 

 

岡山県では、教育委員会が中学生の家庭学習充実のために、宿題の活用を推奨すべく、教員向けのリーフレットをつくったという話題に以前触れたことがありますが(https://cbyedtech.com/972/)、学校という閉ざされた空間にとどまらず、放課後にまで関与したり、ボランティアとして地域の方々が関わることで、学校や教員の負担も減らす取り組みが、素晴らしいと思います。

 

子どもたちの学びを自主自立したものにようとする考え方が、弊社の指導方針とも重なり、岡山県の公立中高一貫校受験が、子どもたちの競い合いという意味からでは決してなく、教育環境を高めるという観点から、より活気づいていくことを願います。

 

 

オンラインで家庭学習を充実させて、公立中高一貫校・適性検査対策を行いたい方はこちらから

↓↓

TEKIKEN―公立中高一貫校適性検査

 

***参考URL***

【岡山県教育委員会】http://www.pref.okayama.jp/site/16/

【関連記事】https://cbyedtech.com/802/

【オンラインで公立中高一貫校対策】2学期以降の追い込み受験対策