【和歌山県の中学受験】公立中高一貫校受験のすゝめ ーオンラインで適性検査対策

和歌山県には、適性検査による入学者選抜が行われる公立中高一貫校が5校あり、公立中高一貫校受験が盛んな地域の1つと言えます。

 

今年1月に実施された入試では、5校で総勢796名の受験者がいて、これは、和歌山県内の小学6年生のちょうど10%にあたります。

 

●和歌山県立桐蔭中学校 [直近受験倍率3.38倍]

●和歌山県立向陽中学校 [直近受験倍率3.33倍]

●和歌山県立古佐田丘中学校 [直近倍率2.3倍]

●和歌山県立日高高等学校附属中学校 [直近倍率1.2倍]

●和歌山県立田辺中学校 [直近倍率1.5倍]

※偏差値順

 

今回は、この和歌山県の公立中高一貫校受験人気の秘密を探ってみたので、ご紹介いたします!

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人気で言えばほぼ同格の、桐蔭中と向陽中。

明治12年から続き、歴史と伝統ある格式高い桐蔭ブランドと、大正4年から時代とともに地域に根付いた向陽ブランド。

どちらもそれぞれに魅力的ですね。

 

 

桐蔭中HPのトップ画面には、大きな文字でこう記載があります。

“桐蔭は、自らの人生を切り拓く人を育てます”

各地域のトップ校と呼ばれる学校の特徴としてあげられることは、生徒たちの自立心が強いこと。

学校や先生があれこれ言わずとも、子どもたち自身が考え行動できる、言い換えれば、学校が子どもたちを信頼し、その自発的な行動を見守り、必要な手助けだけをするような、割と自由な教育スタイルです。

おんぶにだっこといった手厚い指導より、生徒自身に考え経験させ、自らの道を切り拓いていける人間力の育成に力を入れているのは、時代を的確にとらえていて、非常に魅力的ですね。

 

 

一方、向陽中HPの「スクールプラン」に記載がある、【向陽中学校教育目標】として掲げられているのは、

“豊かな人間性と高い知性を持つ
スケールの大きな地球市民の育成”

これもまたなんとも魅力的!

学力にフォーカスするのではなく、「豊かな人間性」を先に謳っているところが、公立としての一貫校の良さをよく表しているところですね。

校訓の一つとして、文武両道を掲げるだけあり、学習と部活動やその他のアクティビティーに積極的に取り組ませ、幅を持つ柔軟な人間形成を図ろうとする教育指針には、大変共感できます。

 

 

 

桐蔭・向陽に続く中堅として、古佐田丘中が並びます。

募集定員が40名と、他の中学より少ないですが、昨年は受験倍率1.5倍と、一般的な高校受験ほどの倍率を保持しています。

 

一貫校とはいえ、勉強色以上に、スポーツや地域交流やその活性化、自立と他者との共生共存・協調といったものを教育指針の方向性として掲げているのが素敵です。

中学受験は難しそう…と、興味はあっても不安を抱いているお子さん・ご家庭には、チャレンジしやすい校風ではないでしょうか。

のびのびと学べる環境がある印象です。

 

 

6年生になってからでも、ある程度の基礎のあるお子さんなら挑戦できるのが、日高高校附属中と田辺中。

 

日高高校は、大正3年に設立され、100年以上の歴史ある学校ですが、その附属中は平成20年に設置され、定員数も40名と小規模です。

 

「グローバルリーダーの育成」を掲げ、目指す生徒像はシンプルで分かりやすいので、6年の一貫教育のもと、高校生活までを見越せば、英語や国際文化に関心のあるお子さんにはかなり向いている学校です。

 

スクールプランの具体的な取り組みとして、一人ひとりの実態を把握したきめ細かい指導と、家庭との連携を密にするというものを掲げているので、特にも女の子の受験には向いているかもしれません。

 

 

 

それとは対照的に、田辺中は理数系に力を入れ、それをまた表現する力を培うカリキュラムが目を引きます。

田辺高校に進学する折、自然科学科に進級することを原則としているため、中学進学時点から予め進路が理系と狭まってしまいますが、やりたいことや興味分野が理系とすでに方向性が明確なお子さんには、中学から高校にかけての学びのあり方が、とても合致して向いていると言えます。

 

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このように、和歌山県の公立中高一貫校の各中学の特徴や指導方針を比較してみていると、

よりレベルの高い大学進学を強く目指すなら、桐蔭中・向陽中へ

中学受験を通し、小学校時点の基礎学力をしっかりと高めておきたいなら、古佐田丘中へ

グローバルの感覚を身に潰え英語教育に力を入れたいなら、日高高校附属中へ

理数系科目が好きで、それを中心に学びたいなら、田辺中へ

 

というように、目的・目標に合わせ、学校選びをされるのが良いです。

ただ何となく、ウチから近いから、とか、中学受験してみたくて、というような漠然としたものではなく、これだけ特徴や個性が分かれた中学校が複数存在しているわけですから、中学・高校とどんな学校生活を送り、またその先どういった方面の進路を選択していくかにより、出願校はよく吟味するべきです。

 

コロナによる学校休校措置で、春先の学習に遅れが生まれたことで、返って今からでもやりようによっては受験可能な(間に合う)学校があります。

 

興味はあったけど、最初からあきらめていた。

自分が中学受験なんて無理だと思っていた。

地元の中学にそのまま上がるだけだと信じ込んでいた…というようなご家庭でも、このブログを通してその考えに変化があった方、まだ間に合います!

 

いつでもどこでも学べる環境にあるオンライン学習で、今からでも、公立中高一貫校受験を、わたしたちと一緒に目指してみませんか?

 

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