中学生活3年間で、真ん中の中2は中1に比べ、学校生活にも慣れ余裕がでてくる学年です。
また、長い夏休みが終わり、生活リズムが戻らないまま過ごしてしまう2学期は、「中弛み」がおきやすくなります。
今回は中2の中弛みの原因と対策方法をご紹介します。
■なぜ中弛みが起きる?
中2、高2や、2学期など、”2”がつくものに起きやすいとされる中弛み。
中2は、入学当初の新鮮だった中1の学校生活に比べ、毎日がマンネリ化する時期。
そのため成績が下がったり、勉強への取り組む意欲が徐々に低下したりします。
勉強以外でも、部活動や友人関係、趣味などに関心が向きやすくなる時期とも重なり、勉強への意識が高まりにくくなります。
■中弛み対策
生活のマンネリ化や難しくなった勉強内容などから、中弛みは多くのお子さんに起こってしまうもの。
しかし中2の2学期は、入試出題頻度の高い単元を扱っていく時期です。
例えば、
数学では、「連立方程式の利用」「一次関数」「確率」。
英語では、「不定詞・動名詞」「接続詞」「比較・最上級」「受け身」など。
中2で努力した子どもたちは、中3の履修内容をスムーズに積み上げやすく、受験へのよい足掛かりになります。
中弛み期間は、勉強の成果がすぐ目に見えることに重点をおき、モチベーションアップしながら取り組んでいくことが大切です。
達成しやすい目標にチャレンジすることで、実際クリアできれば、充実感を覚えやすくなります。
具体的には…
1.成功体験をさせる
中弛み期間を「やればできる」ことを積み重ねて、自信につなげるいい機会へと変えていきましょう。
例えば各種検定への挑戦。
なかでも歴史検定は、すぐに受験勉強に使える知識を習得できるので、お勧めです。
年1回の開催ではありますが、11月の試験なので、2学期勉強して挑むタイミングとしてはぴったり!
数学検定や英語検定は、小中学生にはすでに人気の検定ですが、知識の積み上げ科目で短期で結果は出しにくい性質があります。
歴史検定なら、教科書や参考書の読み込みや用語の暗記などで、比較的短期で成果を得やすい性質がありますので、挑みやすいです。
2.少し先の未来を具体的にみせる
志望校の候補を親子で会話していますか?まだ明確に決まってなくても、なんとなくで構いません。
今の成績と志望校に差があっても、中2の間は気にし過ぎずに高校選びができるのも、この時期ならではのよさです。
親子で行きたい高校の話をすると、少しずつ先の未来が見えてきて、勉強への取り組みによい変化がでるかもしれません。
2学期は、高校の文化祭や体育祭などが行われる時期と重なります。もし気になる高校があれば、畏まった受験生向けの学校見学や学校説明会だけでなく、こうした楽しく盛り上がったイベント事に、お子さんと一緒に見学に行くのもおすすめです。
またより先の未来として、大学のオープンキャンパスに行くのも手です。
高校のレベルによって大学の進学実績も違うため、大学までのイメージが持てれば、その大学に入るために学ぶのによい環境の高校も、自ずと見えてきます。
最近は小中学生向けのイベントを行っている大学もあり、
先生や大学生と直接お話できる機会を利用して、より大学生活が身近に感じることができます。
中学生から見て、大学生は憧れのお兄さんお姉さんに見えるでしょう。
少し先の明るい未来を見せることで、勉強の目的がわかりやすくなるかもしれません。
やる気のないお子さんを、親御さんはついつい注意したくなるでしょう。
けれど、その親の注意で子どものモチベーションが上がるということは決してありません。
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